営業資料

人脈の拡げ方

よく相談されるのが、この人脈の拡げ方をどうしたらいいかというものです。


まず一般的ですが、

  • 【1】商工会議所の会員になって交流会や勉強会に出席する
  • 【2】異業種交流会などイベントを見つけて参加する
  • 【3】サークル(趣味など)に参加する
  • 【4】ボランティアの輪に入る
  • 【5】MIXIなどネットの輪に参加する
  • 【6】ひたすら紹介してもらう

など思いつくと思います。


相談に来る人に、上記のことをまず話しをすると、具体的に聞いてきます。

「商工会議所入ってメリットはどれぐらい?」「異業種交流会では変な人いない?」といったことです。


ひとつひとつ経験をもとにお話しましょう。


【1】商工会議所

個人・法人限らず入会するのはどの地域でも簡単なようです。

入会金もだいたい1年間で1万円以下(個人経営の場合)ですから、お手軽です。

人脈に限らず、経営に関する相談窓口など入会して損はないと思います。

ただ、一般の会員制有料サービスとは違いますので、「入会したから何かしてもらう」と期待するのには無理があります。

あくまで自分が困ったとき、自分が動いて初めて商工会議所が応対してくれる組織なので、市役所・区役所と対応は似ていると思ってください。

すべての商工会議所がそうだとは言えませんが、そう思うことを前提としたほうが良さそうです。

ですから、この組織が中心となって行われる勉強会や交流会も、司会者やお世話役な方が自分に対して面倒をみてくれるということは期待しないほうがいいでしょう。

やはり、自分から率先して輪に入る、輪を作る積極性が必要です。

最近は脱退する会員が多い(商工会入会者の伸びに悩む)という事情から、商工会議所側もお世話役の充実を図り、試行錯誤の対応をされているようです。

青年部や婦人会(女性会)など、組織運営に携わるようになれば、おのずから人脈も拡がるのではないかと思います。

ただ、その場合、目的が“地域発展”のためであり、利益向上(お互い儲けましょう!)という目的は直接的ではなくなります。なので、お互いに「こうやって人のために動くことは結果的には商売繁盛!」という状況になります。微妙な気持ちになります(笑)

やはり経済面にて余裕がどれだけあるか、もしくは自己投資としてどこまで考えるかがポイントになるでしょう。


【2】異業種交流会

まだ商工会議所関係の交流会よりも商売っ気が高いと思います。

年齢層も若いですから、人脈はもちろん、仲間作りにもいい機会になると思います。

さまざまなところが主催をされていますが、ただ、商売っ気が前面に出すぎるため、相手に何かメリットにならないと自分のアピールは聞いてくれない会話になりがちです。ビジネスですから当たり前のことですし、参加されている皆さんの目的はビジネス拡大ですから当たり前のことです。


私は過去に勘違いをしていました。

“交流”という目的で行われている会ですから、「仲良くなれたらいいなぁ」「応援してくれる人が見つかればいいなぁ」という思いでした。

ですが、目的の真意は“ビジネスチャンス拡大”です。

すこしサバサバした物言いですが、ビジネスでの「交流会」というものはほとんどがそういったものだと認識してほしいです。

ですから、自分がその心構えができていないと、なかなかプラスに繋がりません。


【3】サークルに参加

この場合は【1】【2】とは大きく捉え方が違います。

サークルの目的はビジネスではありませんから、ビジネス面が大きく出ると「あの人は自分の商売のためだけにサークル入っているんだ!」と誤解され嫌われるでしょう。

販売する仕事をしている人にとっては、なおさらのことです。

「物を買わされるかもしれない」という心理状況を生み出さないように気をつけなければなりません。ですから、サークル内での営業活動は難しいものがあります。

サークルに参加することで、人脈を増やし営業に繋がるまでには、時間がかかります。

しかし、同じ趣味、同じ感性、同じライフスタイルという要素があれば人間関係においてはビジネスを超えた信頼関係が生まれるでしょう。

尊敬できる人は、ビジネスだけでなくオフの時間を有効に、しっかりと使っている方に多いと感じています。

営業活動とは切り離しをした人脈づくりを考えて欲しいと思っています。


【4】ボランティア参加

ごめんなさい。

私はボランティアを通じての人脈づくりはしたことがないので、あくまで一般的な例として挙げさせていただきました。

ボランティアをされる方は【3】のサークル活動と似た性格があり、経済的に余裕のある方、もしくは社会貢献の目的がはっきりしている方が多いです。

商売を目的としてボランティアをされることは道義としていかがなものかと思いますが、結果論として良い人脈づくりに繋がるケースも多々あるようです。


【5】MIXIなどのコミュニティーサイト

うまく人間関係を保てるのであれば人脈の1つだと思います。年齢層に関係なくいろんな方々が集まります。

ネット上のサークルのようなものですから、気が合う人が多くみつかり楽しくなります。

しかし、ひとつ注意点があります。

MIXIなどのコミュニティーサイトに参加される方々は、「人の輪」に対して積極的ですし、自分と同じ感性の人が集まります。

しかし、商売をする以上は、いろんな方々と接していかなければなりません。

「人の輪」に対して慎重な方々もたくさんいます。


人脈はできるだけ広くフラットな環境、つまり「いろんな人と付き合うこと」が大事です。

コミュニティーサイトほど人付き合いにおいてメリットとデメリットがはっきりしているものはないかもしれません。上手に活用していただきたいものです。


【6】紹介の繰り返し

大変貴重で感謝すべき人脈づくりです。

私も独立した頃はずいぶん紹介をいただきました。

しかし、自分は勝手なもので、ある程度紹介いただいて仕事も増えると「ややこしい人だったら紹介してもらわないほうがいい」と高をくくってしまう時期がありました。

確かに、紹介していただいた以上は、紹介者の顔を潰さないよう気を遣いますし、ややこしい人にも出会うことがあるでしょう。でも、紹介していただくほど有難いものはありません。自分は何もしなくてもお客様となりうる人を見つけてくれるのですから。

独立して10年以上たちますが、最初に紹介していただいたお客様の何人かは今でもお付き合いがあります。紹介されることを持続するのにノウハウはないと思います。

あるとすれば、私的観点ですが、「紹介されてばかりではなく、紹介をすること」でしょうか。

自分が嬉しいことは、他人も嬉しいことです。お互いに助け合うことが大事です。


ここで皆さんに提案です。人脈自分史を書いてみましょう。

今のお客さんを書いて、そのお客さんは誰から紹介を受けたのか。

今から事業をはじめる方は、紹介していただけそうな人のリストを作成してください。

身内からあげても良いです。父、兄弟、親戚のおじさん... 恥ずかしがらず積極的に捉えて下さい。人脈づくりの基本は、まずは、家族・親戚からです。

家族や親戚に頼っていないものを他人に頼るのは、周りから見ておかしいと思いませんか?


松尾和馬matsuo@fitin-color.jp


講師プロフィール
松尾和馬
松尾和馬
プログラマー・システムエンジニア技師として富士通関連の会社に勤務、のち知人と会社設立、会社役員として数年経験したのち独立する。
中小企業の情報分野の顧問サービスを展開、またカラー関係分野に携わり個人自営業としての経営・営業・広報の相談ごとを多く受ける。
資格としてはシステムアドミニストレーターを所持。
また、家族の経営する会社の経理業務を大学在学中に携わったため、資格はないが簿記・経理には精通。
新事業など情報戦略のセミナー講師、パソコン講師の経験豊富。
山口県出身 神戸市在住 昭和42年生まれ 趣味は音楽
セミナー依頼・HP作成依頼
TEL:078-762-8874
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