日本の伝統色の意味や由来・色の名前・和名

 

鶯(うぐいす)

鶯は雀くらいの大きさのヒタキ科の小鳥で、奈良時代には法吉鳥とも呼ばれていました。また春告げ鳥とも呼ばれ、万葉集には鶯を詠んだ歌が48首あります。

鶯色は下色にと豆汁、上染に刈安または明礬などを用いて染め出されました。

渋い茶色が粋とされた江戸時代から登場した色名ですが、この時代では茶系統の色が全盛だったので、くすんだ黄緑色の「鶯色」より、「鶯茶」の方がよく知られており、本家の鶯色はやや影が薄いものでした。「鶯」といえば「鶯茶」をさしたともいわれています。


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参考文献

解説監修チーム