日本の伝統色の意味や由来・色の名前・和名

 

卯の花(うのはな)

卯の花は、雪や白波の色にもたとえられる白色の色名です。

正式にはウツギ(空木、卯木)といって、五月頃、卵形の対生した葉の間に五弁の白い花を咲かせます。密集して咲く小さな白い花は雪や白波にもたとえられ、白い色の文学的色名として知られていました。

また、卯の花は雨月に咲く花として、ホトトギスの初音とともに平安朝の昔から夏の訪れを告げるシンボルになっており、俳句でも夏の季語です。古く万葉の頃から親しまれた花で、万葉集では季を同じくする時鳥と取り合わせて詠まれている俳句が二十首あまりあります。


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参考文献

解説監修チーム